我が家の息子達が外から持ち帰るもの【その2.石】

公園や道端で見つけた、とっておきの石。

「しましまだ!」
「すべすべしてるんだよ」
「描けるんだよ」
「少し光ってるでしょ」

「〇〇の形!」『たかが石されど石』で、子どもにそう言われると私もとっておきの石を見つけたくなって、下をチラチラ見ながら歩いていたっけ。

子どもと一緒でなければ、気にもとめず通り過ぎていたと思いますが、幼い子の感性は敏感に反応するのですね。羨ましいくらい。

枝同様、こちらも持ち帰ることしばしば。持ち帰るまでは大切にしていても、家に持ってきて箱に入れてしまえば、満足。私が適当に公園に戻してしまうこともありましたが、段々に選ぶ石にこだわりを持ち、吟味するようになりました。

ある時、佃煮が入っていた仕切られた木箱を渡してみました。すると、マスごとに、本人なりに種類別に仕分けして入れ、石標本のように!

雑多に入っていた時よりも、素敵に見えるから不思議。さらに月日が経ち、お誕生日に親友からシーグラスをプレゼントしてもらったら、こんなにキレイな石(正確にはガラスですが)があるのかと感激したようで、海には行けなかったのですが、川辺で黙々と親子で探しました。そうしたら、ありました!何個か見つけて持ち帰り、それは石とは別の宝箱へ大切にしまっています。

「心ときめくもの」が自然にはあふれています。
子ども時代に、それらにたくさん触れて、たくさん感じてもらいたい、そう心から願います。