数年前、朝日新聞が「イヤイヤ期」の新しい呼び方を募集したそうです。その記事の中で紹介されていたのが北海道大学の川田学准教授の「ブラブラ期」。なんてピッタリな言葉でしょう!と共感。
なぜそう呼ぶように提案したかと言うと、チベットからの留学生に第一次反抗期について説明しても腑に落ちない様子なので、チベットではその頃の子どもが何をしているか聞いてみたら、ブラブラしている(笑)と。トイレはしたくなったら道端で、お腹が空いたら近くの家でご飯を食べさせてもらうそうです。
ブラブラする時期だと捉えて、大らかな気持ちでみんなと子育てができたらどんなに楽でしょうか。日本ではなかなか難しそうですが、子どもを自由にブラブラさせて探究心を満たしてあげることはできます。
自分でなんでもやってみたい時期、安全に遊ばせてあげられる公園など、自由に散策できる場所に連れて行ってあげられたら、お母さんも安心して見守れるのかなと思います。
イヤイヤ期なんて呼ばないで!
2歳前後の子を持つお母さんから「イヤイヤ期だからねえ…」という言葉をよく聞きます。「イヤイヤ期」何となくネガティブな印象のこの言葉、周りからそう言われると大変な時期…と擦り込まれてしまっているような気がします。
「イヤイヤ期」は、この時期の子どもに見られる特徴で「第一次反抗期」、心理学の言葉で言うと「自我の芽生え」の時期だそうです。「自我の芽生え」と聞いたら、「自分で!」「イヤ!」「ダメ~!」と言われても「我が子が成長している証だわ!」とイライラがちょっとした喜びに変わるでしょうか。