プレーパークから学んだ大怪我をさせない秘密

子どもと遊んでいると
危なっかしい場面がたくさんあります。
高い所や木登りにヒヤリとすることも。
そんな時「危ないからやめなさい」と辞めさせますか?
手を貸して登らせてあげますか?
そっと見守りますか?

今日はとあるプレーパークから学んだ
子どもに大怪我をさせない秘密をお話しします。

プレーパーク(冒険遊び場)とは
「子供たちが想像力で工夫して遊びを作り出すことの出来る遊び場」byWikipedia

さて、あるプレイパークには、木で出来た手作りの遊具があります。
よく見ると、はしごの間隔が広かったり、2段目がなかったりするのです。

子どもが登るには難しく
安全とは言い難い間隔の広いはしご。
当然”うまく登れない” 子が続出します。

実は、まだ(考える・体)力のない子をあえて登れなくさせているのが
このはしごの役目。

「え?なんで?」と声が聞こえてきそうですが

うまくいかない事があると、子どもは考え
「どこに足を置いたら良いのだろう。
どうしたら登れるのだろう。
あのお兄ちゃんみたいに高いところに登りたい。」と、何度も挑戦し、登り方のコツや転び方のコツ何が危険かを身体で学んでいきます。

そのステップを踏まずにできた時
大怪我をしたり、降りることが出来ずに落ちてしまったりする子が多いのだとか。

そうです!
「大人が手を貸すか、見守るか」が鍵。

もちろん全ての場面や全ての子どもに当てはまる訳ではありませんし
外遊びに小さな怪我は付き物です。

出来ない我が子に、つい手を貸したくなることもありますが
“出来ない”って、とてもラッキーなこと。
恥ずかしくも、誰かと比較することでもありません。
今その子の”ちょうどいい”を楽しみながら
いつか自分の力でできる時が来るまで
そっと見守ることが
我が子を大怪我から守るだけでなく
生きる力にもつながります。

この秋、親子でたくさん経験して
小さな出来た!を増やして欲しいなぁと思います。

参考 全国のプレーパーク(冒険遊び場)の紹介