子どもが手にする小枝から思うこと

よちよち外を歩き始めたくらいの1歳半とか2歳くらいの子が、枝を持って歩いているのをみると「うちの子達もよく枝を拾ってたなぁ」と息子達が小さかった頃を思い出します。

外へ出ると、見つけた枝や小石を、ただひたすらに集めたり、持って歩いたり、木の幹を叩いてみたり、水をかき混ぜてみたり、時には投げてみたりして遊んでいました。

枝や石を持つことが人の迷惑になったり危険だったりする場面でなければ、したいようにさせてきました。

どこにでもありそうな枝ですが、本人にとってはその日の遊びの大切なパートナー。持ち帰りたいということもしばしば。持ち帰れれば満足していましたが、時折それらの枝を使って遊ぶこともありました。

少し年齢が上がると、ベランダの柵に枝を引っ掛けて、二股になった枝を上手いこと立てて砂場道具を干す物干しを作ってみたり、紐でくくって剣に見立ててみたりもしていました。

自然にあるものを使って遊ぶことは大歓迎!!

ですが、我が家の狭いベランダに、さほど長くはないもののどんどん増え続ける枝。

ある時からは、「この箱に入る分だけにしよう」と話しました。
入りきらなくなったときは全部出してどれをとっておくのか選ばせることにしました。
息子は「この形はかっこいいから」「これは釣りにできそうだし」などと言いながら選んでいました。
なんで子どもって枝が好きなんだろう?
様々な使い方ができるから?
色々に見立てられるから?
自分が大きくなったような気がするから?
などなど考えてみますが、理屈でなくて
「好きなんだもん!楽しいんだもん!」
なのかもしれかないなと思ったりします。


まだ幼いので、語彙や表現力が未熟でうまく説明できないのもあるとは思いますが、
言葉では説明できない感覚的なものなのかもしれないなーと思うのです。
理屈っぽくなりがちなおとなになった私は、そういう『感覚』を尊重してあげられる人でいたいなと思うのです。

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