目には見えないプレゼント

子どもが通っていたようちえんに、お誕生日会がありました。
お誕生日の子用にケーキに見立てたお花や葉っぱのケーキがろうそくの周りに飾られています。
お花や葉っぱは、園内に咲いているものをいただいてくるので、季節によってとっても変わります。
春の時のお誕生日は、こんな感じ。

我が子は、1月の寒い時だったので、こんな感じでした。

お誕生日の歌を歌い、誕生日の子への質問タイムがあった後、学年ごとの小さな集まりになり、目には見えないプレゼントが贈られます。
その子の事を考えたプレゼントです。
「転んでも痛くならなくなる薬」
「好きなところに行けるボタン」
「木登りが上手になれるアメ」
「一瞬で消えることができるマント」

子どもたちからのプレゼントはさまざまです。見えないプレゼントを両手で抱え、誕生日の子の手に渡します。

「こんなにたくさんもらって、持つの大変だぁ。」と喜んでいた女の子もいたそうです。

こんなに素敵なプレゼントがあるなんてと、子どもがもらっているのを直接見たときに感動したのを覚えています。
それから3年、その頃よりちょっと大きくなった子どもに、私はプレゼントではなく「期待」や「親の思い」ばかり押し付けていないか、これを書いていてはっとしました。
次のお誕生日には目に見えないプレゼントをあげられるように、考えてみようと思います。
そして、私も、欲しいなぁ、目に見えないプレゼント。