「準備しよう」を読んで、思い出したこと

「準備しよう」
そう考えてもうひとつ思い出すことがあります。
それは親子サークルでのこと。みんなでお弁当を食べるとき、どの子も座って美味しそうに嬉しそうにお弁当を食べているのに、我が子は食に興味が薄く、立ち歩いて遊びに行ってしまう始末。母としては、お料理が苦手でも一応一生懸命作ったお弁当、みんなと一緒に食べて欲しくて、思わず溜め息混じりに「はぁ、いつになったら座ってみんなと食べるようになるのかなぁ」と呟くと、そこにいらした先生がゆっくりと柔らかな声で「○○にとって、今みんなと座って食べることが大事なんじゃないんじゃない。そのうちに座って食べるようになるわよ」と言ってくださったのです。あぁそうかぁ、今のあの子にとって大切なことは、お弁当を座って食べることではなくて、興味のあることへ関わっていく…そういうなんだと気付かされました。それに、もっと簡素なというと聞こえが悪いかもしれないけれど、食べやすく少量にして、ささっと食べられるように配慮してあげたらいいのだなと。
そんな当たり前なことも、もっとも我が子以外にはそう思えていたことも、すっかり抜けてしまうから嫌になってしまいます。母ってそういうものなのでしょうか。それでも、食事は大切だから!とつい寛大とは程遠い関わりをしてしまうけれど。でも、今大切なことは…と考える思考を与えてもらえたことに感謝したのです。
それに、栄養は一日で、一週間トータルで考えればいいと言う話も聞いたし。私は自分のテンショアンが上がるように、奮発してずっと欲しかった曲げわっぱのお弁当箱をふたつ買い、下手な料理も5割増しに見えることを喜んでいます。
寒い日にはスープジャーに温かい豚汁やシチューを持って。さらには水筒にお湯を入れて手軽なスティックコーヒーなんぞ飲んだりして。お供に甘いおやつもあれば最高。母のお腹と気持ちを満たすためか!?

(りゅう)