子どもと自然

自然の中で遊んでいると、子どもはいろいろな発見をします。道に落ちているきれいな石、花びら、落ち葉、どんぐり、木の実、小さな虫…。大人とは違う視線の高さで次から次へと様々なものを見つけるので度々驚かされます。四季折々いろいろな姿を見せてくれる自然は、新しい発見の連続で飽きることがありません。特別なおもちゃや遊具を用意しなくても、自然が一番の遊び相手、遊び道具、そして先生です。
いつも自然の中で遊んでいる子どもは、自由な発想力や集中力があり、遊ぶのがとても上手だと感じます。生きもののこともよく知っていて、どうしたら虫をつぶさずに捕まえられるか自分の体験を通して知っています。自然から学んだことは、その子にとって一生の宝ものです。

探究心旺盛な2歳前後、娘と自然豊かな場所でのんびり過ごすことで、子どもも親もストレスを抱えずに楽しくその欲求を満たすことができたように思います。難しいことを何かするわけではなく、一緒に歩いて、いろいろなものを見て、触って、自然の音を聞いて、匂いを嗅いで。お腹が空いたらお弁当を食べて、小腹が減ったらおやつを食べて。危険がない限り、なるべく子どものやりたいようにさせて、それを見守る。時には一緒に不思議なものを見つけたり考えたり。
見つけたものを一緒に絵本や図鑑で調べれば、子どもだけでなく親もたくさんのことを学べます。そうすることで心も体もしっかり成長できて、親子の絆も深まった?と信じています。

行く場所は、近所に少しでも自然が感じられる公園などがあればそこでも十分ですし、なければ少し足を延ばして広い公園へ連れて行ってあげるのも良いかなと思います。子どもが好きなもの「石」「枝」「木の実」「水」「砂」「穴」「土」「虫」などなど…。子どもは遊びの天才なので、どんな場所でも自由に遊んでしまいますが、安全でトイレなどの施設が周辺にある場所の方が親は気が楽です。
「準備しよう」を参考にして、ぜひ自然の中でそれぞれの『そとあそび』楽しんで欲しいです。

そとあそびでは・・・ 
「汚れるからダメ!」「汚いから触っちゃダメ!」「その虫気持ち悪い…」はグッと我慢!